佐賀県に構える名酒蔵である富久千代酒造。
富久千代酒造が醸す『鍋島』は、世界的なワインコンテスト『IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)』の日本酒部門で最優秀賞を受賞するほど。
今回は、その『鍋島』から、北海道産の酒米である『きたしずく』を使用した純米大吟醸の簡素を紹介。
鍋島 純米大吟醸 きたしずくのレビューをお届けします。
深いブルー色のリッチな外箱。
精米歩合40%の純米大吟醸ですが、何よりも個人的に注目なのは使用されている酒米。
『きたしずく』という北海道原産のお米。
親には、オマチストと呼ばれる多くのファンを持つ『雄町』がいます。
北海道産のお米といえば、『彗星』など魅力的なお米が栽培されていますので、『きたしずく』もまた楽しみです。
さて、早速グラスに注ぐと…
ふわっと香る華やかさが。
芳醇なイメージを想起させます。
そのイメージのまま口に運ぶと…口あたりは非常に軽やか。
そしてファーストインプレッションは大吟醸の透明感。
舌に乗っかると旨みがずっしりと感じられるけど、その中に酸味が内包。
その瞬間の含み香は、花の蜜の様な華やかな香り……そしてその香りが鼻から抜けつつ、甘旨が感じられます。
味わいがじんわりと続き、その余韻は儚く消えていきます。
もうね….上品、本当に上品
余韻だけで本は数冊読みつづけられるほど。
華やかさ、そしてお米の旨み…芳醇系にバランスの整ったステキな作品です。
銘柄 | 鍋島 |
スペック | 純米大吟醸 |
原料米 | きたしずく |
酒造年度 | 2017BY |
酒蔵 | 富久千代酒造 |
酒蔵地 | 佐賀県 |
精米歩合 | 40% |
アルコール度数 | 16% |
日本酒度 | – |
香り | 華やか |
甘味 | |
酸味 | |
濃淡 | 甘みがじんわりとした余韻で続く |