プレ酒(=プレミアム酒)と呼ばれる、入手困難なお酒も増えてきました。
美味しいのはもちろん、酒蔵の規模により生産数に限りがあり需要と供給が追いつかない状態。
そのプレ酒に数えられる銘柄の一つが、『飛露喜』
福島県会津坂下町に構える、廣木酒造本店が醸す至極の銘柄。
創業は江戸時代中後期といわれる、伝統ある酒蔵です。
今回は、その中から『飛露喜 純米大吟醸 生詰 2017BY』の感想を紹介します。
瓶に貼られているのは、一般的なものより小さなラベル。
しかし、和紙調に力強く書かれている文字は存在感抜群。
(あと箱付きってそれだけで贅沢な感じありますよね(笑))
上立ち香は、芳醇な甘みを連想させるフルーティーさ。激しく主張しないおしとやかな感じ。
口に含むと、香りのイメージを裏切らない上品な甘みがふわりと…。
ふわりと弾む甘みの中に、酸と旨みが共存しているような感覚であっさりとキレていきます。
どのベクトルをとっても静かにまとまる…良い意味で強いインパクトはないでしょうか。
その分、食中酒としてその力は発揮すると思います。
淡白系なお魚や馬刺し(赤身)といった旨味がありつつもあっさりとした肴と合わせると、きっと贅沢な晩酌に。
銘柄 | 飛露喜 |
スペック | 純米大吟醸 生詰 |
原料米 | 山田錦 |
酒造年度 | 2017BY |
酒蔵 | 廣木酒造本店 |
酒蔵地 | 福島県 |
精米歩合 | 麹米40%/掛米50% |
アルコール度数 | 16% |
日本酒度 | – |
香り | 穏やかで芳醇な果実感 |
甘味 | |
酸味 | |
濃淡 | 上品な甘みと静かなキレ |