2018年9月に北海道を襲った、北海道胆振東部地震。
最大震度7という大災害……停電などライフラインの停止でも北海道全域に猛威を振るいました。
筆者も北海道に非常に縁がありまして、気が気でなかったことは今でも覚えています。
以前にあった西日本豪雨災害の復興支援に続き、復興支援酒をリリースしたのは秋田県に構える新政酒造。
前回は、亜麻猫オークをリリースしましたが、今回は「陽乃鳥オーク2015」と「アッシュ2015」を用意いただきました。
北海道地震のチャリティ酒、急いで仕上げてます。在庫チェックしたら陽乃鳥オーク2015とアッシュ2015が良い出来なんで、これにしました。ギリギリ1000本づつ。早くしないと! pic.twitter.com/ihxP0ZsyIN
— 新政酒造 佐藤祐輔 (@aramasayamayu) 2018年9月14日
そして、今回筆者が購入したのは、PRIVATE LAB 陽乃鳥 オーク 2015BY(北海道胆振東部地震復興支援酒 )
その感想をお届けします。
おなじみの陽乃鳥ラベル。
Oakのスタンプに、Hokkaido….そう「北海道復興支援」と書かれたシールが。
2015年収穫の美山錦を使用して醸造した陽乃鳥をオーク樽にて貯蔵した一本。
一本の売り上げ当たり900円が、赤十字を通して被災地に送られるとのことです。
早速味わってみると、ビビッと衝撃を受ける味わい。
まずは陽乃鳥ならではの貴醸酒的甘みが…..しかし、そのあとに押し寄せる複雑な香り。
これがオーク樽貯蔵でしょうか。
甘み、酸味、そして奥深い熟成された香りが、口の中に広がっていくのです。
甘口を主体としたどっしりとしたボディではありつつも、キレはだるくならずに終えていきます。
日本酒的ではない、日本酒。
オークの香りなど人によってはさまざま意見があるかもしれませんが、これもまた新政酒造が目指している革新的なスタイルなのかな、と感じられる一本です。
銘柄 | 陽乃鳥 |
スペック | オーク |
原料米 | 秋田県産米 |
酒造年度 | 2015BY |
酒蔵 | 新政酒造 |
酒蔵地 | 秋田県 |
精米歩合 | 麹米40% / 掛米60% |
アルコール度数 | 16% |
日本酒度 | – |
香り | ほぼなし |
甘味 | |
酸味 | |
濃淡 | 芳醇な甘さが複雑な味わいと共にじんわり消えていく |