今や全国的な人気となった旭酒造の『獺祭』。『獺祭 純米大吟醸50』を中心に低精白で美味しいお酒を醸し、スパークリングの獺祭も人気です。
そんな『獺祭』シリーズから今回は限定品『獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分 槽場汲み 無濾過生原酒』の感想です。
名前の通り、精米歩合39%まで磨いた獺祭です。
39%というと『獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分』が通年商品でありますが、この『槽場汲み』は“槽場”という日本酒を造る工程の中で汲んだ“しぼりたての新酒を、汲んで帰って店で売る”という企画の限定品。
そんな限定の獺祭はボトルから全然違います。
日本酒の瓶ではあまり見ない“白いボトル”。そしてマット調な手触りの特別感。
写真だと見づらいかもしれませんが、ラベルも半透明になっており『槽場汲み』という文字は金色、そして『獺祭』の文字はメタリックな深い青色という高級感を演出しています。
さて、そんな特別な獺祭の感想。
さて、まず香りですが、主張しすぎないフルーティーな香りが。淡い香りが体を駆け巡ります。
そして口に含むと、ほのかな甘みを感じます。と、同時にスッキリとした酸(といっても強いものではありませんが)も感じ、それらが口に広がっていきます。
そのままスッと消えていく様は淡麗調ですね。
ファーストアタックは様々な要因を感じつつも、最後は綺麗にまとまっていくイメージでしょうか。
肴には何が合うかを考えると、淡白なお刺身でしょうか。
強くない味わいながらも魚本来の甘みを感じつつ、この綺麗な獺祭をいただけたら…と想像が膨らみます。
銘柄 | 獺祭 |
スペック | 純米大吟醸 槽場汲み 無濾過生原酒 |
原料米 | 山田錦 |
酒造年度 | 2017BY |
酒蔵 | 旭酒造 |
酒蔵地 | 山口県 |
精米歩合 | 39% |
アルコール度数 | 16% |
日本酒度 | – |
香り | 落ち着いたフルーティーな香り |
甘味 | |
酸味 | |
濃淡 | 甘みなどの味わいを感じた後はすっきりと淡麗な様でまとまる |