当ブログでも度々登場している、福島県の銘酒『ロ万』
花泉酒造が醸しており、筆者もそのファンの一人です。
今回は、『ロ万』から裏シリーズである裏ロ万の感想を届けします。
裏シリーズといえば、各酒蔵での番外品…試験的なものや挑戦をした作品のような位置づけで、『裏ロ万』は酵母に『福島うつくしま酵母』を使用し、様々なロ万シリーズをブレンドした作品とのこと。
店頭で見かけたときから非常にワクワクの止まらない一本です。
さて、写真では少々分かりにくい(?)かもしれませんが、裏ロ万ですが一升瓶を購入しています。
基本的に筆者は四合瓶を買っているのですが….実は『裏ロ万』は一升瓶サイズしか提供されていない模様。
それでも飲みたかったので、もう迷わず手を伸ばしましたね(笑)
グラスに注いで顔を近づけてみると…春の訪れを感じさせるような、そんな蜜の華やかさを想起させる香りが。
この香りのイメージから「芳醇系かな?」なんて思いつつ、口に入れてみると最初の口当たりは、思ったよりあっさり。
上立ちからジューシーさが強いのかなって思っていたので、ちょっとしたギャップ。
でも、そこからがすごい…。
旨みの深さがすごいです。
コクの層が何段も押し寄せてきて、深淵へと誘ってくれます。
その中に一瞬だけ酸の層がある感じがしたのですが、それすら通り越してさらに旨みが顔を出してきます。
余韻もコクがずっと続き、すごい満足感を感じられる裏ロ万。
煮物系なんかと一緒に食べてみたいな…なんて想像と共に、一升瓶すら、すぐに空になる美味しさでした。
銘柄 | ロ万 |
スペック | 裏ロ万 |
原料米 | 会津産米 |
酒造年度 | 2017BY |
酒蔵 | 花泉酒造 |
酒蔵地 | 福島県 |
精米歩合 | 60% |
アルコール度数 | 15% |
日本酒度 | – |
香り | 華やか |
甘味 | |
酸味 | |
濃淡 | 深いコクの余韻が長く続く |