夏 酒
日本酒ファンはお酒で四季折々を感じられてる、ステキな存在だと思っています。
今回は夏酒の中でもかなり衝撃を受けた一本を紹介。
その名も『玉川 Ice Breaker(アイスブレーカー) 純米吟醸 無濾過生原酒』
京都府に構える木下酒造が醸す一本です。
ラベルはひんやりとした雰囲気が伝わる南極のペンギンさん(かわいい)
この『Ice Breaker』の意味は、「お酒が入ることで緊張感をほぐし、座を和ませるもの」という英語からとったもの。
イギリス人の杜氏であるフィリップ・ハーパー氏が、気の合う仲間たちと楽しんでほしいという想いを込めて醸しました。
さて、この『Ice Breaker』ですが実はロックでの飲み方が人気です。
比べるためにもまずはいつも通り冷やしたものをグラスに注ぎます。
香りは、けっこう爽やか…その中にほんのり甘みが想像できる感じです。
しかし、口に入れた途端に衝撃が走ります。
なんと芳醇な甘みが前面に…まさしくバナナかのようなしっかりとした甘みがくるのです。
しかし、くどいわけではなく、逆にさらりと軽い飲み口でどんどん進んでいってしまいます。
後味もスッとキレるような形で重くありません(生原酒とは思えない仕上がりです)
そして、ロックということで氷もいれみました。
グラスに口元を近づけると清涼感が漂います。
そして口に入れてみると、舌触りはまろやかなままに内包されている甘みがさらに際立ちます。
まさしく夏にピッタリの一本でした。
銘柄 | 玉川 |
スペック | Ice Breaker(アイスブレーカー) 純米吟醸 無濾過生原酒 |
原料米 | 日本晴(滋賀県) |
酒造年度 | 2017BY |
酒蔵 | 木下酒造 |
酒蔵地 | 京都府 |
精米歩合 | 60% |
アルコール度数 | 17~17.9% |
日本酒度 | – |
香り | 清涼感(ほんの少し甘み) |
甘味 | |
酸味 | |
濃淡 | 芳醇な甘みが前面に、後味はキレの良い感じ |