新政酒造の人気シリーズであるPLIVATE LAB。
その中の陽乃鳥がリリース10周年を迎えました。
それを記念して発売された….新政 陽乃鳥 十周年記念酒 Love for the Phoenix。
無事、筆者も購入ができまして、その感想をお届けします。
荘厳なラベル。
それは、陽乃鳥がフェニックスのように燃え上がり、飛び立とうとしているよう….。
本作は、十周年記念ということで外箱や付属品も豪華絢爛。
私が懇意にしておりますイギリスのテクノアーティストである System7 さまとの共作です。
System7さまは日本びいきで、手塚治虫に感化されて、”Hinotori”という曲を造っております。
これが縁で我々と知り合うことになりました。
本記念酒のタイトル”Love for the Phoenix”も、System7さまの曲から拝借しております。なお、System7さまは、イギリスのアーティストです。
ロックアーティストとしてもともと著名人であったスティーブ・ヒレッジ氏と、
女性電子音楽家のミケット・ジラウディさんのユニットです。
20年以上のキャリアを誇り、日本酒業界で有名なリッチー・ホウティン氏などとも親交が深いです。◯セットの内訳
中には、酒のほかに、「System7」さま名義の2枚組のCD「Love for the Phoenix」
が入っております。
1枚目は、いわゆるDJミックスというもので、System7の名曲を、僭越ながらファンである私が選ばせていただきまして、ベスト盤的な色合いの楽曲集となっております。
引用:新政酒造様
新政・System7・陽乃鳥ロゴが中が箱内散りばめられた、重厚な外箱。
そして、まさかのCD付属。
従来の日本酒の概念を覆すようなセット。
まさしく10周年を祝う、記念的な内容となっています。
本作は、オーク樽に約2か月間貯蔵。
そして、System7のイベントにタンクを持ち込み、酵母に音楽を聴かせたり、観客と共に醸造工程を共有するというこだわりが…。
そんなLove for the Phoenix、肝心の味わい。
グラスに注いで感じる……そしてグラスから口へ移して感じるのは、とろりとした感覚。
口当たりからまろやかな甘みが感じられたかと思いきや、深みを増して濃厚に広がっていきます。
陽乃鳥オークとも飲み比べてみましたが、純粋に甘さの濃度が強いですね。
喉を通るときはスッと通りますが、そのあとも舌の上には糖度の高いフルーツを食べているかのような感覚が残ります。
貴醸酒の魅力がふんだんに感じられますね。
今後も陽乃鳥だけでなく、PLIVATE LAB…新政酒造の作品が長年楽しめることを、蔵元がステキな作品をリリースしてくださることを祈っています!
銘柄 | 陽乃鳥 |
スペック | 十周年記念酒 Love for the Phoenix |
原料米 | 秋田県産米 |
酒造年度 | 2016BY |
酒蔵 | 新政酒造 |
酒蔵地 | 秋田県 |
精米歩合 | 麹米40% / 掛米50% |
アルコール度数 | 15.2% |
日本酒度 | ー18 |
香り | 穏やかな中から甘みを感じる |
甘味 | |
酸味 | |
濃淡 | 芳醇な甘さが喉越し後に長らく続く |