今や日本酒ファンには知らない人のいないであろう酒蔵であり、女性を中心とした日本酒が苦手な方でも好きになるようなお酒を醸す秋田県の『新政酒造』
秋田県産米のみを使用した生酛純米造りで、使用する酵母は六号酵母と酒蔵の中でも相当なこだわりが。
新政酒造が醸す作品の中でも有名なシリーズ『No.6』
今回はそんな『No.6』から、すごく特別な一本...新政No.6 XS-typeです!
『No.6』の最上級モデル『X-type』の発泡『Spark』版です。
この特別感は、購入した直後からあります。
新政酒造ロゴが描かれた高級感を漂わせる純白の箱。そして柔らかな手触りで特別感を感じられます。
この箱を開けると姿を現すのが・・・
透明な淡いブルーのボトルに、赤と緑の模様&雪の結晶模様。そう…これはクリスマス仕様…2017年クリスマスに合わせて出荷される予定だったといわれる限定品です。
しかし、先述のように新政酒造には日本酒に対する強いこだわりがあります。
同品は、そのこだわりの基準に達することができず発売延期になったと言われ、2018年になっての出荷となりました。
さて、その感想ですが開栓後の発砲は全く問題なかったと思います。
(購入時、酒店の方から発泡についてクリスマスに間にあわなかった可能性の一つと伺ったこともあり…)
グラスに注ぐと、その様はまさしくシャンパン。透明感ある中にいくつもの気泡が弾けます。
香りはなかなか落ち着いている…静かな印象ですね。
口に含むとまずはなめらかな酸味を感じました。決して刺激的ではない上品なイメージです。
そしてそれと同時くらいに、待ってました!『Spark』の発泡が口で弾けます。これもしっかりとした発泡はありつつも決して強くは主張しすぎない絶妙なバランス。
この酸味と発砲でシャープに舌の上を転がりますが、その中に米の旨味も感じられてきます。そしてその余韻を感じるのも束の間…スッと喉を通りフィニッシュです。
まさしくシャンパンの様な日本酒…というより”日本酒”というイメージとはまた別のステージの作品の様な気がします。
これと合う肴…よりも単体で味わいたいですね。
贅沢ではありますが食前酒として戴けたら幸せなことこの上ない一本です。
銘柄 | 新政No.6 |
スペック | XS-type |
原料米 | 秋田県産米 |
酒造年度 | 2017BY |
酒蔵 | 新政酒造 |
酒蔵地 | 秋田県 |
精米歩合 | 40% |
アルコール度数 | 14% |
日本酒度 | – |
香り | 落ち着いた穀物香 |
甘味 | |
酸味 | |
濃淡 | 旨味を感じたのち、スッと余韻が消えていく |