「日本酒って悪酔いしちゃうんだよね〜」
「日本酒を飲んだ後は決まって二日酔いになる」という人の話を詳しく聞くと、『ある物』を飲まずに日本酒ばかり次から次へと飲んでいる人が少なくありません。
それは和らぎ水!
一般的な日本酒の度数は15度前後ですし、チューハイやカクテルのように日本酒だけを次から次へ飲んでいれば、あっという間に酔っぱらってしまいますのは当然のこと。
日本酒を飲むときは『和らぎ水』も積極的に飲むことを意識すれば、悪酔いとはおさらば!
今回は、和らぎ水の解説と飲む際のポイントを紹介します!
悪酔い防止には「和らぎ水」!
『和らぎ水』というとなんだか特別な飲み物のように思われますが、つまりは『チェイサー』のことです。
日本酒を飲むときは、必ずお酒と和らぎ水を交互に飲むようにしましょう。
くれぐれも日本酒だけを次から次に飲むようなことは避けてください。
人間の体は、アルコールやアルコールからできた有害物質を分解するときに大量の水を必要とします。
お酒を飲むと喉が渇くのは、このためです。
そこで十分な水分補給をしていれば、二日酔いは防ぐことができます。
というのも、二日酔いは肝臓で分解・処理しきれなかった有害物質によって引き起こされるものだからです。
肝臓がアルコールを分解する途中で「アセドアルデヒド」という有害物質ができます。
通常であればアセドアルデヒドは肝臓で分解・処理され、体の中で悪さをすることはありません。
しかし、十分に水分を摂っていないと、アルコールやアセドアルデヒドの分解・処理がスムーズに行われず、体の中に溜まったアセドアルデヒドによって頭痛や吐き気といった二日酔いの症状が現れてしまうのです。
そこで、和らぎ水の出番!!
日本酒を飲むときは、必ず和らぎ水を入れたコップもテーブルに置いて、こまめに水も飲むようにしてください。
「和らぎ水」の上手な飲み方
日本酒ビギナーの方の中には、「和らぎ水と言われても、どのタイミングでどれだけ飲めば良いかわからない」という人もいるでしょう。
和らぎ水は、次の2つのポイントを押さえて飲むのが重要です。
- 日本酒と同量もしくは1.5倍量の和らぎ水を飲む
- 日本酒を1合飲んだら、和らぎ水を180cc飲むなど、交互に飲む
お酒が体の中に入った瞬間から、肝臓はアルコールの分解を始めます。
飲んでいる最中もアルコールの分解・解毒が行われているので、お酒と一緒に和らぎ水を飲んで、肝臓の働きをサポートしてあげましょう。
しかし、お猪口1杯ごとに交互に和らぎ水を飲むというのも興ざめです。
そんなときは、もっきり1杯、お猪口3杯、お銚子1本など量を決めて、その量を飲み終わったら和らぎ水を飲むようにしてください。
和らぎ水の量は、日本酒と同量もしくは1.5倍量が目安です。
「そんなに飲まないといけないの!?」と思うかもしれませんが、アルコールの分解にはたくさんの水が必要なので、できるだけたっぷりと和らぎ水を飲むようにしましょう。
ウーロン茶やソフトドリンクは和らぎ水にならないの?
時折、和らぎ水代わりにウーロン茶やソフトドリンクを頼む人がいますが、二日酔い・悪酔いを防ぎたいのであれば、おすすめしません。
というのも、ウーロン茶などのお茶には利尿作用があり、かえって体の中の水分を排出させてしまう働きがあるからです。
ジュースなどのソフトドリンクも、糖分がたっぷり含まれているので、飲んだ後は喉が渇きやすくなります。
和らぎ水として飲むなら、ミネラルウォーターや普通のお冷にしましょう。
まとめ:和らぎ水を飲みながら上手に日本酒を楽しもう
日本酒は、美味しく楽しく飲んでこそ。
日本酒を気持ちよく、そして最大限に楽しむためにも、必ず和らぎ水を片手に飲むようにしましょう。
和らぎ水を間に挟むことで、日本酒を飲むペースもゆっくりになります。飲み過ぎ防止にもつながるので、上手に和らぎ水を活用してください。