米どころの新潟県に構える、高千代酒造。
『高千代』『たかちよ』とシリーズで醸す作品も有名ですが、今回紹介するのは、アルファベット表記の『Takachiyo』
そして中でも、59と数字が表記されているのは『極(59)taka』と呼ばれるシリーズ。
同シリーズは全国各地の酒米を『協会1801』という酵母で醸し、『扁平精米』技術を用いて精米し59%まで磨いています。
同一製法の中でシリーズ毎に酒米を変えているので、その違いを楽しめるシリーズです。
その中で今回紹介するのは、『Takachiyo59 CHAPTER X AI-IPPON 2018 純米吟醸生原酒』
『CHAPTER X』は『極(59)taka』シリーズの最終作となります。
使用している酒米は、 愛山を22.5%、一本〆を77.5%使用しています。
上立ち香は、淡く華やかな香りを最初に感じてマスカットの様な爽やかさも想起させます。
口に入れると、ふくよかに膨らんでいく甘み。
奥行があるように、濃密で上品な甘みが広がります。
コクも感じられるジューシーさがあるものの、スッと溶けるような喉越しで軽やかな様子さえ感じられます。
「このままこの一本をいくらでも飲み続けたい」と、まさしく思いながら楽しみ続けられた一本です。
銘柄 | Takachiyo CHAPTER X AI-IPPON 2018 |
スペック | 純米吟醸生原酒 |
原料米 | 愛山/一本〆 |
酒造年度 | 2017BY |
酒蔵 | 高千代酒造 |
酒蔵地 | 新潟県 |
精米歩合 | 59% |
アルコール度数 | 16% |
日本酒度 | – |
香り | 淡い華やかさ |
甘味 | |
酸味 | |
濃淡 | コクがありつつもスッと溶けていき、余韻は中程度 |