さまざまなシリーズが販売され、その特徴的な味わいでファンも多い『風の森』
醸すのは、奈良県に構える油長酒造。
風の森は、純米酒・純米吟醸・純米大吟醸の純米系を揃え、また山田錦・雄町・露葉風・キヌヒカリ・アキツホといった酒米を使用し展開されています。
今回は、その中から2018年醸造…風の森 露葉風80 無濾過無化水 純米 真中採り 2018BYを戴きます。
風の森といえば、シュワシュワとした炭酸ガスのイメージですね。
本作も、超低温で31日の発酵日数を用しています。
また、名前に冠される『真中採り』は製法を指しており、あらばしりと責めの部分を大幅にカットしているとのこと。
いわば、中取りの部分で限定出荷とのこと。
さて、まずは瓶を開けると…特有のポンっという破裂が。
ガス感のある日本酒特有の楽しみですね。
上立ち香は、甘みをまとった果実の香りが。
口に含むと、ピチピチとしたガス感。舌に感じるのは強めの酸、しかしその後に濃縮されたかのような強い旨味が。
それぞれのベクトルで味わいが主張しあっているのですが、ガスのキレでしょうか….それらが融合するようにことよって、味わいの波状から、そして最後に渋みを若干感じつつ、キレてフィニッシュです。
精米歩合80%という低精米ですが、一貫してクリアに感じられました。
様々なシリーズのある『風の森』…今後は同時に複数銘柄を購入し味比べをしたいな、なんて思いました。
銘柄 | 風の森 |
スペック | 露葉風80 無濾過無化水 純米真中採り |
原料米 | 奈良県産 露葉風 |
酒造年度 | 2018BY |
酒蔵 | 油長酒造 |
酒蔵地 | 奈良県 |
精米歩合 | 80% |
アルコール度数 | 17% |
日本酒度 | – |
香り | 芳醇 |
甘味 | |
酸味 | |
濃淡 | 酸味と甘みの主張が渋みと共にキレていく |