美味しい日本酒をたくさん飲みたい!
日本酒を好きになってくると、まさしく沼にハマっていくかのようにどんどんと追求をしたくなってしまうもの。
でも、「どういうところで日本酒を買えばいいのだろう?」「いい酒屋さんってどこだろう?」と最初はわかりません。
そこで本記事では、初心者でも安心して日本酒を購入できる酒店の特徴と、買いに行くときのポイントをお伝えします。
日本酒はどこで買えば良いの?
最近はスーパーなどでも日本酒を取り扱うところが増えてきました。
しかし、スーパーなどで取り扱っている日本酒の中には、管理が疎かになっていて品質が劣化してしまっているものも少なくありません。
美味しい日本酒を買うのであれば、できるだけ日本酒を専門に扱うお店を訪ねた方が安心です。
そして管理はもちろん、専門的な知識を持った店員さんとのかかわりで新しい銘柄との出会いだってあるんです!
初心者でも日本酒が買いやすいお店の特徴
日本酒の美味しさに目覚めた日本酒ビギナーの中には、
「専門店で日本酒を買うのは難しそう」
「初心者には敷居が高い」
と感じている人も多いのではないでしょうか?
確かに、日本酒を専門に扱う昔ながらの酒屋さんには特別なオーラがあり、初心者でも気軽に訪れることができる場所ではありません。
しかし、きちんとポイントを押さえれば、初心者でも日本酒専門のお店は怖くありません。
早速、初心者でも日本酒が買いやすいお店の特徴を見ていきましょう。
日本酒に詳しい店員さんが居るか
まずチェックしたいポイントは、『日本酒に詳しい店員さんがいるかどうか』です。
いくら雰囲気が良い・店員さんの愛想が良いお店でも、専門知識を持った店員さんがいなければ、自分に合った日本酒を選ぶのに苦労します。
お店を選ぶ際は、「利き酒師」や「酒匠」といった資格を持った店員さんがいるかどうかチェックしてみてください。
とはいっても、お店の方に「資格を持っていますか?」とは聞きづらいもの。
そんなときは、インターネットや口コミを参考にしましょう。
お店によってはホームページに情報を掲載していたり、店頭に認定証などを掲示したりする場合があります。
口コミを参考にするときは、飲食店の人に聞いてみるのがおすすめです。特に地元で美味しい日本酒を提供している居酒屋さんの情報は信頼できます。
試飲させてもらえるか
同じ蔵元の日本酒でも、銘柄やスペックによって味が違うのが日本酒の面白いところです。
自分好みの1本を見つけ出すためにも、試飲させてくれるお店を選びましょう。
日本酒を専門に扱っているお店の中には、店頭で試飲させてくれるところもあります。
実際に試飲して買うのと、試飲せずに買うのとでは失敗する確率が段違いです。
実際に試飲してみて、「美味しい」と感じるお酒を買いましょう。
お酒の温度管理は適切か
意外と盲点なのが、お酒の温度管理です。
温度管理を間違うと、どんなに美味しいと評判のお酒でも味が落ちてしまいます。
お店の中に日本酒専用の冷蔵ケースがあるか、日本酒の温度管理に気を配っているかは必ずチェックしてください。
時折要冷蔵のお酒を冷蔵ケースに入れず、常温で店頭に陳列しているお店を見かけます。
そういったお店は日本酒の品質管理が適切に行われておらず、お酒の味が変わってしまっていることがあるので要注意です。
お店に行ったら確認したい日本酒選びのポイント
では、お店に行って実際に日本酒を購入してみましょう。
日本酒ビギナーでも、次のポイントを押さえれば美味しい日本酒を紹介してもらえます。
ぜひ実践してみてください。
味の好みや合わせる料理を伝える
まず、お店に行ったら店員さんに味の好みやどんなお料理に合わせるかを伝えましょう。
日本酒は、お料理の味を引き立ててくれるお酒です。実際、日本酒だけを飲むよりも、おつまみやお料理と合わせて楽しむ人の方が多いのではないでしょうか?
甘口・辛口はもちろん、さらっとした飲み心地が良いとか、香りが華やかな感じが良いとか、飲みたい日本酒のイメージを伝えてください。
そこにプラスして、どんなおつまみ・お料理に合わせるかを伝えれば、ある程度日本酒の候補が絞られてきます。
「刺身には吟醸系!」「熱燗で飲むなら純米系!」と決めつけず、お店の人と相談しながらおすすめの日本酒を紹介してもらってください。
予算を伝える
次に大切なのが、予算です。
高いお酒だから美味しい・安いお酒だからイマイチということはありません。
しかし、いくら美味しくても1本1万円もする純米大吟醸を毎日の晩酌に飲み続けるのは厳しいですよね?
お酒を選ぶ際は、予算も伝えてみてください。
晩酌用なら、手ごろな価格で飲みごたえがあるものを勧めてくれるはずです。
もちろん、贈答用なら少し値の張るものを勧めてくれるでしょう。
「日本酒初心者だから高いお酒を押し売りされそう……」と心配する気持ちも分かりますが、まず良心的な酒屋さんは押し売りするようなことはしません!(笑)
また、贈答用か晩酌用かも聞いたうえでお酒を紹介してくれます。
具体的な金額がわからない場合は「毎日飲みたい」「特別な贈り物にしたい」など、お酒を飲むシーンや相手を伝えればOKです。
実際に試飲してみる
ある程度買いたい日本酒が絞り込めたら、実際に試飲させてもらいましょう。
実際に飲んでみたらイメージと違った、ということはよくあります。
香りを嗅いで、口に含んで、少し口の中で温めるようにして味わってみてください。
「飲みにくいな」「ちょっとイメージと違うな」と思ったら、違うお酒を試飲させてもらい、自分好みの1本を見つけましょう。
私自身もそうでしたが、日本酒を知り始めた初めのころは「酒米は〇〇を使っていて、精米歩合は※※%で……」といった情報で日本酒の味や質を判断してしまいがちです。
しかし、大切なのはあくまでも日本酒を飲む人が「美味しい」と思えるかどうか。
自分の舌とフィーリングを信じて選びましょう。
まとめ:「行きつけのお店」を見つけていろいろな日本酒にチャレンジしよう
最初のうちは敷居が高く感じる日本酒専門店ですが、何度も足を運ぶうち、日本酒についての知識を教えてもらえたり、特別な1本を紹介してもらえたりするチャンスも広がります。
ぜひ『行きつけのお店』を見つけて、いろいろな日本酒にチャレンジしてみてください!