一生に一度は飲みたい!「而今」一覧はこちら >

カナディアンウイスキーって?歴史や特徴・種類と楽しみ方を紹介

カナディアンウイスキーって?歴史や特徴・種類と楽しみ方を紹介コラム
スポンサーリンク
スポンサーリンク

世界5大ウイスキーの一つに数えられるカナディアンウイスキー。

 

特徴なのは、その飲みやすさ!非常に人気もあります。

今回は、カナディアンウイスキーの歴史や特徴、種類と楽しみ方をご紹介します。

スポンサーリンク

カナディアンウイスキーの歴史と特徴

カナダで蒸留酒が作られ始めたのは、1668年頃とされています。

ウイスキーの輸入削減を目的に、モントリオール近郊に蒸留所が建設されたのが始まりです。

しかし、本格的にカナディアンウイスキーが作られるようになったのは、アメリカの独立戦争後になります。

アメリカからの移民がカナダで穀物を作り、余った穀物で蒸留酒を作り始めたのです。

これがカナディアンウイスキーの元になります。当時のカナディアンウイスキーは熟成を行っていなかったため味が悪く、現代のカナディアンウイスキーとは全く別物でした。

 

現在は、カナディアンウイスキーを定義する法律ができたため、かつてのカナディアンウイスキーからは想像もつかないほど高品質なウイスキーが蒸留されています。

カナダの法律で決められているカナディアンウイスキーの定義は以下の通りです。

穀類のみを原料とし、これを麦芽の持つデンプン分解酵素によって糖化し、酵母によって醗酵させ、カナダ国内で蒸留し、容量180リットル以下の樽を用いて熟成を行い、最低でもカナダ国内で3年以上の熟成期間を経たもの

 

カナディアンウイスキーの原料は、主にトウモロコシです。

大麦麦芽や小麦麦芽、ライ麦が使われることもあります。

多くのカナディアンウイスキーは、味の基本となるベースウイスキーに、香味を加えるフレーバリングウイスキーを混ぜて作られています。

ベースウイスキーは主にトウモロコシを、フレーバリングウイスキーは麦を原料にしているのが特徴です。

特にライ麦を使ったフレーバリングウイスキーは、カナディアンウイスキーならではの風味を出すのに欠かせません。

ライウイスキー独特のスパイシーな味わいが、カナディアンウイスキーのアクセントなっています。
なお、香味を加えるためにワインやブランデーが添加されることもあります。

トウモロコシをベースウイスキーの主原料にしているカナディアンウイスキーは、よく言えばまろやかでスムースな味わいです。

スコッチウイスキーやアイリッシュウイスキー、バーボンウイスキーが好きな人は、「個性がない」「特徴がない」と感じることもあります。

穏やかな味わいなのでウイスキー初心者でも飲みやすいウイスキーです。

 

ホワイト・カナディアンとは?

カナディアンウイスキーには、カナディアンウイスキーにしか見られない種類もあります。それが『ホワイト・カナディアン』です。

ホワイト・カナディアンは世界で初めて作られた無色透明のウイスキーです。
4回蒸留を行った後、活性炭を使って3回ろ過することで脱色され、無色透明になります。
無色透明ですが、熟成されていないわけではないのでウイスキー独特の風味がしっかりと感じられるお酒です。
カナディアンウイスキーにしか見られない特殊な種類といえます。

カナディアンウイスキーの主な銘柄3選

それでは、カナディアンウイスキーの主な銘柄を3つご紹介します。

 

カナディアンクラブ(ハイラム・ウォーカー)

1858年に作られてから、ハイラム・ウォーカー蒸留所の主力銘柄であり続けているのが『カナディアンクラブ』です。

まろやかな口当たりで、余韻のキレもよいので、ハイボールなどにして食事と合わせて楽しむと良いでしょう。

 

カナディアンミスト(カナディアンミスト蒸留所)

オンタリオ州のカナディアンミスト蒸留所で作られているのが『カナディアンミスト』です。

今も当時と変わらないレシピで作られており、世界中で広く愛されています。

香りは強すぎず穏やかで、軽やかな味わいなので、ウイスキー初心者でも飲みやすいです。

 

アルバータプレミアム(アルバータ蒸留所)

『アルバータプレミアム』は、1946年に創立されたアルバータ蒸留所で作られているライ麦100%のウイスキーです。

ライウイスキーならではの豊かな風味を楽しむことができます。

ライウイスキーは一般的にスパイシーな味わいと言われていますが、『アルバータプレミアム』はとてもまろやかです。

オーク樽で熟成させているため、バニラやドライフルーツのような風味も感じられます。

 

カナディアンウイスキーの楽しみ方

カナディアンウイスキーは、スコッチウイスキーやアイリッシュウイスキーに比べるとクセがなく、まろやかで飲みやすいとされています。

そんなカナディアンウイスキーは、ハイボールや水割りで楽しむことをおすすめします。

口当たりがよりスムースになり、食事にも合わせやすくなります。

 

初心者でも飲みやすいカナディアンウイスキーは入門に最適!

クセがなくまろやかなカナディアンウイスキーはウイスキー初心者にも飲みやすいウイスキーです。

コストパフォーマンスに優れた銘柄も多いので、ウイスキー入門には最適な種類!

 

カナディアンウイスキーを選ぶときは、必ずラベルに『カナディアンウイスキー』や『カナディアンライウイスキー』『ライウイスキー』の表示があるものを選んで、好みの1本を探してみてください!